サンバ?サンパ?

「ラ・バンド・サンパ」最後のハは、「ハ」に○です!が!

「ハ」に点々も大歓迎!

サンバには我々の目指す "musique entrainante et amour"「愛とノリ」の精神がたっぷりと含まれています。

暖かく人間の鼓動と呼応しあう自然に踊りだしてしまうリズム。みんなでの野外の合唱。感動溢れる和合の精神、思いやり。上下の隔てのない民衆音楽。苦楽を織り交ぜつつ、明るい未来を歌う笑顔。前向きの幸せ"Feliz"感!

サンバの精神には平和の礎となる音楽の枠を越えたユートピア精神が湛えられています!

バンマスお気に入りCD


PIXINGINHA

 

ショーロの天才作曲家、軽やかで超絶的なフルート、とろけるピシンギーニャオーケストラサウンド。「ラメント」「カリニョーゾ」はブラジルの国民的名曲。国宝級作曲家。


Noel Rosa

 

サンバ黄金期1930年代に活躍した作曲家。人生の機微をこれぞサンバのリズムにのせて歌うサウダージ!たとえヴィオラウン(ギター)1本の伴奏であっても、彼の音楽には常に背後にスルド(筒大太鼓)やパンデイロ(タンバリン)がリズムを刻んでいるのが聴こえてきます。


Paulinho da Viola

 

ショーロ、サンバの世界から全幅の信頼を寄せられている人格者サンビスタ、パウリーニョ。ヴィオラウン、カヴァキーニョ1本とその渋い声からこれほどまでの大きな世界が描かれるとは!


Monarco

 

サンバ・コミュニィティー、「エスコーラ・ジ・サンバ・ポルテーラ」の親分的存在モナルコ。"VALHA GUARDA DA PORTELA"の合唱と共に伝統的サンバを現代に引き継いでいます。


Mariana Baltar

 

現代のおしゃれサンバ。クイーカは効果音。メロウでポップなアレンジ、心地よい歌声。しかし楽器編成も詩もリズムも確かにサンバ。こういうサウンドがサンバの新しい世界を築いてゆくのでしょう。


コーコーヤ 

 

ヴィオラウン、ヴァイオリン、クラリネットという編成による日本のショーロバンド。このCDにはショーロの作曲家ピシンギーニャとネルソン・カヴァキーニョの曲も収録されていますが、あとは全て自作のものからなっています。こだわりのアナログ録音による暖かいサウンド。日本女性のしっとりとした優しさが心に染み渡るすばらしいアルバムに大いに感銘を受けたバンマスは、「CD発売記念ライブ」にも足を運びました。豪華ゲスト目白押しのそれは楽しいライブでした。


Marisa Monte 

 

ポップス歌手として大人気を誇るマリーザ・モンチ。そんな彼女が最新作で、「私のまわりの宇宙」と題するサンバアルバムを発表しました。パウリーニョ・ダ・ヴィオラ他、サンバ界の重鎮を豪華にゲストに迎え、さらにサンバの伝統楽器に加え、ウクレレ、ヴォイスパーカッション、ハープ、ファゴットなどを織り交ぜ、暖かで夢の広がる新しい音世界をつくりあげてくれました。ブラジルの伝統を常に意識して歌い続けてきたマリーザ・モンチならではの、充実した、この上なく気持ちのいいアルバムです。


Maysa

 

1960年前後に活躍したサンバ・カンサオン(サンバ歌謡)の巨匠マイーザ。女の情念を危険水域を越えたところで溺れながら歌うマイーザの声。ねっとりとしたオーケストラアレンジ。ブラジル音楽にはこういう奥深い世界があるのですね。ただこのディスク、失恋中の方には勧められません。